〜LOVE*スピリット〜
「はぁーん。
相変わらず、モテてんねぇ。
あんたの相方。」
「あれのどこがいいんだか…」
よくあんなのにキャーキャー言えるよ…
「えー?普通にカッコいいじゃん。」
「どこが!?みんなあいつの本性、知らないから…!!」
「あんたは見慣れすぎてんのー。
言っとくけど、あんたも人のこと言えないからね。」
「は?なんで??」
「あんただって、男子達からすっごい人気あんのよ?
美人だしー。頭良いしー。」
そう言われても…
あまりしっくりこないんだけど…
「しっかり、そこんとこ自覚しときなさいよ?
じゃないと、あんたの性格知ったらどうなるか…」
あたしの席に座ってる偲那に睨まれる。
「そんな知られて困るような性格じゃありません。」
あたしは適当に前の席の椅子を借りて座った。
「だから、あんたは自覚がないから厄介なんだって…」
そう偲那が呟いたと同時に、1時間目を知らせるチャイムが鳴った。