〜LOVE*スピリット〜







「鴇葉ー?」






入ってきたのは





「あっ、風哉くん。」





屋上を見渡している榊原先生…
いや、風哉くんだった。





「げっっ………!!!風哉っ………」





いきなりの風哉くんの登場に焦りまくる颯悸。






「あ゛?年下で生徒の上に呼び捨てかコノヤロー。」




素早く上に飛んできて、颯悸の頭をわし掴む。




「いだだだだだだ!!!!」




「またお前は、俺の授業サボりやがって…。
いい加減、補習すんぞ。」




「はぁ!!?俺は仕事あんだから無理だって!!!」




風哉くんに頭を捕まれたまま叫んでる颯悸。





「仕事仕事って…
鴇葉だけでも十分だろ?」



そう言いながら風哉くんがあたしの方へ顔を向ける。




「へ?まぁ別に…」




そんな大した仕事じゃなければ…




「だめだ!!
こいつ1人なんて絶対無理!!!」




そんなあたしの答えに、颯悸がいきなり怒鳴り出した。




「はあ??何よいきなり…

別に平気だってば…」




< 20 / 105 >

この作品をシェア

pagetop