〜LOVE*スピリット〜
「鴇葉ー?」
入ってきたのは
「あっ、風哉くん。」
屋上を見渡している榊原先生…
いや、風哉くんだった。
「げっっ………!!!風哉っ………」
いきなりの風哉くんの登場に焦りまくる颯悸。
「あ゛?年下で生徒の上に呼び捨てかコノヤロー。」
素早く上に飛んできて、颯悸の頭をわし掴む。
「いだだだだだだ!!!!」
「またお前は、俺の授業サボりやがって…。
いい加減、補習すんぞ。」
「はぁ!!?俺は仕事あんだから無理だって!!!」
風哉くんに頭を捕まれたまま叫んでる颯悸。
「仕事仕事って…
鴇葉だけでも十分だろ?」
そう言いながら風哉くんがあたしの方へ顔を向ける。
「へ?まぁ別に…」
そんな大した仕事じゃなければ…
「だめだ!!
こいつ1人なんて絶対無理!!!」
そんなあたしの答えに、颯悸がいきなり怒鳴り出した。
「はあ??何よいきなり…
別に平気だってば…」