〜LOVE*スピリット〜
「まぁしゃーない。
うるさいし、颯悸にはプリントで課題出してやるよ。」
「え゛っ」
「なんだ?補習免除してやってんのに、まだ文句あんのか?」
そう言いながら、ギロッと睨み、颯悸を見下ろす風哉くん。
「ないですスミマセン。」
さすがの颯悸も、この顔には逆らえない。
ホント怖いもんね…
「じゃ、そういう事だから。
颯悸は放課後、俺んとこまでプリント取りに来いよ。
鴇葉は授業休んだの、腹痛って言っといたから。
ちゃんと体調悪いフリしとけよ。
んじゃぁな。」
そう言うだけ言って、さっさと戻っていった。