〜LOVE*スピリット〜
「は…………ぁ?
あ、ありがとって…
何…言ってんだ?お前…」
颯悸は今まで以上にアホな顔で、只あたしを唖然と見ている。
「何って………
…風哉くんから聞いたよ?
颯悸が…あたし1人で仕事するの怒る理由。」
そう言いながら、あたしはプリントが散乱している机の前に座って、整え始める。
「はあぁぁぁ!!!!????
嘘だろ!!!!?????」
「ホントだってば。
ついさっき家に来て…」
「…ぁんっの、クソ教師…っっ!!
いらん事をべらべらとっ…!!!!」
相当キレてる颯悸。
また当分、風哉くんの授業に出ないんだろうなぁ…
探しに行く身にもなれっての。
あたしはハァと一つ息をついて、颯悸の筆箱からシャーペンを手に取った。
「ほら。
プリント手伝ってあげるから。
どーせ今週中とかなんでしょ。
あんた1人で終わるわけないし。」
「う゛っ…………」
颯悸は顔をしかめながら、あたしの前に渋々と座りこんだ。