〜LOVE*スピリット〜
「…っ……はぁー…」
盛大なため息と共にストンとしゃがみこむ颯悸。
「ほんとに………
わかってんのかよ…お前は…」
腕の中に顔を埋めてるから表情はわからない。
だけど、さっきとはうってかわって弱々しい声。
「…………颯悸……?」
あたしも颯悸の前にしゃがみこみ、そっと尋ねてみる。
「もしかして……………
……………………心配………………してくれてるの?」
「…………………………」
………返事がない。
えっ………ちょっ……
「………ずっ……図星!!!??」
「んだよ!!!悪ぃかよ!!!!」
バッと顔を上げて少し恥ずかしそうに怒鳴り出す。