〜LOVE*スピリット〜





「ほら、早くしねーと学校遅れんぞ。お隣行くんだろ。」




「えっ!?うそ!!!!!」




こんな所で言い争ってる場合じゃない!!!




「あんたも早く準備しなさいよ、煉斗!!!!!」




「わかってるっつーの、チビ」




「…っ一言多い!!!」




そう叫んで自分の部屋へ戻り、急いで準備する。



制服に着替え、カバンを手に取り階段を駆け降りた。



「鴇葉ーご飯は?」



居間からひょこっと顔を出すお母さん。



「いらない!!いってきまーす!!」




「はいはい、気をつけてねー」




そのおっとりした声を聞きながら、あたしは家を出た。






< 5 / 105 >

この作品をシェア

pagetop