〜LOVE*スピリット〜






「くぉっ………!!!
てんめっ……か、カドがっ……!!!!」




顔面を押さえながら、床にうずくまる颯悸。




「知らないわよ!!!
入る時はノックしろって、何度言えばわかんのよあんた!!」




「だって煉斗が入っていいって言ったし…」



「ちょい、颯ちゃーん。
俺のせいにすんなよなー。」



ひょいと顔だけ入ってきて、颯悸に話す煉斗。




「なっ。言っただろー?
誰もお前の裸なんか見たくねぇって。」



そう言いながら、勝ち誇ったような顔をあたしに向ける。




「なっ………!!!!!」




「ちょっとまて煉斗。
それは違うぞ。

たとえ、まな板であっても
この小ささがまたレアで…」




この発言で、あたしの怒りは頂点に達した。




「着替えるんだからっ……


出ていけアホ共────────っっっっっ!!!!!!!!!」







< 60 / 105 >

この作品をシェア

pagetop