〜LOVE*スピリット〜
あたしの最大級の叫び声に、ヤバいと感じたのか。
素早く逃げられたため、あたしが投げたクッションは、ボフッと音をたてながらドアに阻まれた。
逃げ足は速いヤツらめっ……!!!!
…ふと、颯悸の言葉を思い出す。
「………ちゃんと…」
……Aカップだもん。
………………………………多分。
寂しい胸に手を当ててながら、そう自分に言い聞かせる。
まだまだこれから成長するよね?
うん!!するはず!!
ぼんっきゅっぼんっ
になってやるからな!!!!!
イライラする気持ちを押さえ、あたしはさっさと上の服を着はじめた。