〜LOVE*スピリット〜
「ってことで、いいわよ!!
護衛してあげる。」
ドア付近にいる双子に向かって言った。
「ホントに!!??」
「サンキュー!!」
そう言いながら、2人は笑顔でこちらにやってきた。
「これで一安心だぜ。
ありがとな鴇葉。」
笑って言って、ぽんっとあたしの頭に手を置いたヨウくん。
「これからよろしくねっ!!
颯悸くんっ♪」
そう言って、ぎゅっと颯悸に抱きついたスイちゃん。
「なっ……!!」
なに抱きついてんの!!??
「おいっ…やめろ!!」
颯悸は焦って引き剥がす。
もしかして、スイちゃんって颯悸のこと………!?
そう考えると、急にモヤモヤしてきた。
なんか…やだ。
今までの女の子達は、ただキャーキャー言ってるだけだったけど…
あんなに…抱きついたりするなんて!!
あたしはモヤモヤしたまま、颯悸とスイちゃんを見てた。