千景くんは幼なじみ
普段は近いから、わざわざ電話する用事なんてないもんね。
メールは、たまにあるけど。
『腹減った~、結愛んち夕飯余ってねぇ?』
とか。
ちーちゃんのお母さん、ちーちゃんが食べ盛りだってコトを忘れてるのか
マクロビオティックって食に凝ってて…
夕飯がそういうやつなんだって。
見た目オシャレで栄養バランスも整ってるんだけど
ありえないぐらい、量が少ないらしい。
当時毎日野球でヘトヘトだったちーちゃんは、
オレを殺す気かーって
よく怒ってたっけ…。
ちーちゃんにかけ直す。
…出ないなぁ。
しょうがないから電話するのをやめて、メールセンターチェック。
…メールなしか。
何だったんだろ。
まだ学校、とかそんなのかな。
「…あのさ」
「えっ?うん、何」
いつの間にか、寿太郎くんが私の後ろに立っていた。
「その…。オレも結愛って呼んで…いい、かな」
…はい?
メールは、たまにあるけど。
『腹減った~、結愛んち夕飯余ってねぇ?』
とか。
ちーちゃんのお母さん、ちーちゃんが食べ盛りだってコトを忘れてるのか
マクロビオティックって食に凝ってて…
夕飯がそういうやつなんだって。
見た目オシャレで栄養バランスも整ってるんだけど
ありえないぐらい、量が少ないらしい。
当時毎日野球でヘトヘトだったちーちゃんは、
オレを殺す気かーって
よく怒ってたっけ…。
ちーちゃんにかけ直す。
…出ないなぁ。
しょうがないから電話するのをやめて、メールセンターチェック。
…メールなしか。
何だったんだろ。
まだ学校、とかそんなのかな。
「…あのさ」
「えっ?うん、何」
いつの間にか、寿太郎くんが私の後ろに立っていた。
「その…。オレも結愛って呼んで…いい、かな」
…はい?