千景くんは幼なじみ
トクン

あ…やば。

またスイッチ入っちゃった。




ちーちゃんとの短い距離に、心臓がドキドキいいだす。





「おまえさー…」

「うん…」

ちーちゃんを見上げ、また昨日のキスを思い出した。







「あのオトコ女に、オレんコト…ちーちゃんつったろ」

「え?…わかんない。最近は言わないようにしてるけど…」

オトコ女って…。

そっちのがびっくりだよ。

「さっき部屋入るなり、ちーちゃんって言ってきたぜー。ったく、勘弁してくれよなぁ…」

ちーちゃんはウザーッて表情で、ため息をつく。

「い…いーじゃん。ちーちゃんで」

「ダメなんだって。オラ、約束破ったおしおきっ」

「え…、やだ。ちょっと…」





< 125 / 460 >

この作品をシェア

pagetop