千景くんは幼なじみ
偽りのキス
次の日の朝。
いつものように、自分の部屋からちーちゃんの部屋をチラリと覗き見る。
いつも通りちーちゃんは、ベッドに座りぼーっとしている。
寝起き悪いもんねー。
遅刻はまだしてないみたいだし、何とか起きてるだけ、えらいけどね。
もし…
付き合う事になったら。
毎日だって起こしに行っちゃうよ?
おはよぉ、ちぃちゃ~んって…優しく起こしてあげるんだ。
私がカーテン開けてあげて、寝転んでるちーちゃんの手を引っ張って…。
あ、ちーちゃんの事だから
そのまま、お布団の中に引っ張りこんだりして…。
…あはは。