千景くんは幼なじみ
「それこそナイね。和奏とはさっきちょっと喋ったけどなー。

あいつチビなくせにさ、妙に大人びて見える時あっから…結愛、気をつけな」

穂積は楽しそうに、私のおでこを小突いた。

まぁ…

わかるけど。





たまぁに見せる、和奏くんのあの表情。

昔のちーちゃんを見ているようで

ドキッとさせられる。

小さくたって、同年代の男の子で…。






和奏くんの、何を考えてるのかわからないような

毒のある言葉とはチグハグな、柔らかい笑み。







それを、魅力的というなら…

私にも和奏くんのチョコレート効果が、既に出始めていたのかな。

まだ、

一粒しかもらってないんだけど。






不思議な魅力のオトコのコ。

やっぱり彼は、

ミステリアスだ。






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