千景くんは幼なじみ
キャプテンの彼女は、そのうち電話耳にあてる。

「電話かかってきたー。ちょっと待ってて」

キャプテンからかな?

彼女、さっきまでと全く別人になる。ニコニコ満面の笑みで、可愛らしく喋っていた。

すごー。

よくそんなに変われるもんだなぁ。

感心して彼女を見ていると…

ふと、彼女の視線が私たち女子に向けられる。





ん、何?

「え、白鳥結愛?誰だろ…わかんない~。白鳥結愛さん、いますかぁ?」

うわ、何で私っ?

思わず彼女と目が合い、手を挙げてしまった。

彼女はウンウン頷き、キャプテンに

いるみたい!って返している。

「わかったよ~。じゃあ、後でねっ」

キャプテンの彼女、電話を切ると…

私に向かってつかつか歩いてきた。








うわぁ、何言われるんだろ。

新入りは、何かやらなきゃならない儀式でもあるのかなー。

…怖ぁい。

ビクビクしてると、キャプテンの彼女が私に腕を組んできた。

「お呼びだしかかりました~。結愛ちゃん、一緒に行こーねっ!」




えぇーっ!

まだ帰れないのぉ?





…ガックリ



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