千景くんは幼なじみ
「何それぇ。穂積にはあんなに冷たくしといて…」
「言っていーヤツと、ダメなヤツの違いぐらいわかんだろ。結愛の友達の場合は、ハッキリ言っても傷つかねぇじゃん。
うちのクラスの女は、違うんだって。ハブられたら、たまんね~」
ちーちゃん、ニヤニヤして…全然深刻そうじゃない。
ヒドい…。
穂積だって、傷つくってば。
「いーよ、そのうち瀬尾さんにバトンタッチすっから」
「…え?」
そーなの?
「瀬尾さん、モテそーだろ?でもさ、アプローチの仕方わかんねーみたいで。
彼女らも、とりあえず彼氏欲しーみたいだし…な。オレへの気持ちからすり替えてやろーと思ってんの」
ちーちゃんは、得意げに話してる。
「そ…そんなウマくいかないんだから」
「いく」
何でそんなに自信満々なワケ?
ちーちゃんは、膝の上で何かのリズムを刻み、一人でご機嫌になってる。
「これなら…安心した?」
ニヤリと笑い、私に手を伸ばす。
…安心した、けど。
何か私、丸め込まれてる。
「言っていーヤツと、ダメなヤツの違いぐらいわかんだろ。結愛の友達の場合は、ハッキリ言っても傷つかねぇじゃん。
うちのクラスの女は、違うんだって。ハブられたら、たまんね~」
ちーちゃん、ニヤニヤして…全然深刻そうじゃない。
ヒドい…。
穂積だって、傷つくってば。
「いーよ、そのうち瀬尾さんにバトンタッチすっから」
「…え?」
そーなの?
「瀬尾さん、モテそーだろ?でもさ、アプローチの仕方わかんねーみたいで。
彼女らも、とりあえず彼氏欲しーみたいだし…な。オレへの気持ちからすり替えてやろーと思ってんの」
ちーちゃんは、得意げに話してる。
「そ…そんなウマくいかないんだから」
「いく」
何でそんなに自信満々なワケ?
ちーちゃんは、膝の上で何かのリズムを刻み、一人でご機嫌になってる。
「これなら…安心した?」
ニヤリと笑い、私に手を伸ばす。
…安心した、けど。
何か私、丸め込まれてる。