千景くんは幼なじみ
「寿太郎くん…すごかったよ?先輩みんな三振だったし。

それにね私の事、好きみたいだし。将来プロの選手かなぁ?だったら私、今のうちに仲良くしとかなきゃー」

つい…調子にのって

思ってもない事を口走る。

ちーちゃんはため息をつき、イスからゆっくりと立ち上がる。






「オマエさー、やっぱ最低だわ。嫌いになりそ」





…え?

何ソレ。







ちーちゃんは…もう振り返る事もなく

私の部屋を出て行った。










嘘ぉ。

せっかくちょっとちーちゃんが素直になってきたのに。








同じ部活入ろーかな、とか…

奇跡に近い発言なのに。








しまった。

寿太郎くんの事、嫌いって言ってたよね。




なのに私は何やってるんだろー。

あぁ、本当にサイテーだぁ。











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