千景くんは幼なじみ
あの写真、どこやったんだろ。


アルバムからよけたから、どっかいっちゃったな。


ま、いーや。思い出したくもないし。


その時ガタンと二階で物音がした。


…えっ?


もしかして、ちーちゃん?










慌てて二階に上がり、自分の部屋に入った。


そこには、ニヤリと笑うちーちゃんの姿。


もう、怒ってない…のかな。


ドキドキしながら、部屋へ入っていく。







「ちーちゃん…さっきは…」


「おぅ、忘れモン。…オレ心広いしさっきの事は、気にすんな?

だから一つ頼まれてくんねーかな」


…え?


何?さっきまで怒ってたくせに。


「頼み…って、何?」


「女しょーかいして」


…はい?


何をヌケヌケと。







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