千景くんは幼なじみ
「…カタチって?何したら、いいの?」

「んー、このまま…オレの上に乗っちゃう、とか」

えー、ムリムリッ!

ムリですぅ。

ちーちゃんは笑って私の腕をぐっと引っ張り、

自分はベッドに寝ころがった。






うわぁ、どうしよう。

ちーちゃんの上に倒れ込む私。

「結愛…」




え…。

この体勢ってぇ。

ドキドキバクバク

…何も考えられなくなってく。







ちーちゃんの胸に顔をうずめると、優しく髪を撫でてくれた。

そして、呟くちーちゃん。

「…できない?」

できないって言うかー。

この先、何したらいいかイマイチよくわからない。

緊張して体が火照る。





ちーちゃんは私を少し起こすと、挑発的に私を見た。

う…、その顔…苦手。

ドキドキし過ぎて、めまいがしそーだよ。





「結愛から…キスして」

「う…うん」

キス…ね。

そっか、形って…こういうコト。






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