千景くんは幼なじみ
無理やり突っ込まれた上に、あんな苦しい思いして…

しまいに、

ヘタクソぉ~っ!?

どのツラ下げてそんなコト言ってんのよぉ~。

ムカムカ







甘い雰囲気はどこへやら。

ちーちゃんの頭を、グーで殴った。

「痛ぇーっ!何すんだよ…」

「女の子にそんなコト言うの最低っ!ちーちゃんがヘタクソなんでしょっ」

「うるせーな、今までんなコト言われたコトねぇしっ」

自信満々な顔で言い放つちーちゃん。








う…

更に傷ついた。

やっぱり彼女

いたんだ。





私とは付き合えないのに、中学の時マネージャーとは付き合ってたんだよね。

ううん、

もしかしたら…まだ付き合ってるのかもしれない。








「ひ…ひどいよぉ」

涙がポロッと零れる。

それを見て、ちょっと慌てるちーちゃん。



< 266 / 460 >

この作品をシェア

pagetop