千景くんは幼なじみ
なーんて言うのは
チョー…
甘かった!
さすが幼なじみ。
和奏くんの言う事は、なまじっかハズレちゃいなかったんだ。
次の休み時間、穂積を廊下に連れ出し…ちーちゃんとの事を話した。
実は私はずっとちーちゃんが好きで、
昨日、ちーちゃんも好きだって言ってくれた…って。
お互いの気持ちが通じて、付き合う事になった…
そう、ちゃんと伝えた。
そしたら。
「裏切り者」
…へ?
初めは、耳を疑った。
…穂積?
穂積は、目に涙をいっぱい溜めて…私をじっと見ていた。
…嘘ぉ。私まで、穂積を泣かしちゃったぁ!?
「ごめん…私も好きだって、言い出せなくて…」
「…違う。そんなの関係ない」
「…え?」