千景くんは幼なじみ
生瀬祭の話も、瀬尾くんには断った。

穂積の事を気に入った彼。私たちに頼らないで、いきなり話しかければ?って言ったら…

そんなマネ普通はできねー!って笑われた。

そっか。

ましてやあの穂積だもんね。









「はぁ…」

「結愛、ため息ばっかじゃん。何で?オレといて楽しくない?」

家に到着する頃、ちーちゃんが不満げに私を見た。

「ううん、楽しい!もぉ毎日幸せ過ぎる~」

「嘘くせーな。あ、後で部屋行く。鍵、開けとけよ?」

ちーちゃんは笑みを浮かべ、握った手を離した。

そして、自分の家に入っていく。





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