千景くんは幼なじみ
「…やだ?」
ちーちゃんは、後ろから私の首に息を吹きかけてくる。
吐息まじりの声に、体が熱くなった。
でも…
何か今はそんな気分じゃない。
ちーちゃんと手を繋いでても、抱きしめられても…
浮かぶのは学校での自分。
また同じような明日がしばらく続くのかと思うと、ウンザリ。
「…やめて」
「…反応悪いな」
抱きしめられても、ポーッとならない私を見て不満げなちーちゃん。
私の正面に回ると、優しく髪をなでてくれた。
「…何かあった?言ってみろよ」
「う…ん」
やっぱり、ここはちーちゃんの力を借りようか。
年上だからっていう私の頑張りは、たった3日で折れてしまった。
事の成り行きを、ちーちゃんに話した。
穂積を裏切る形になってしまった事、言うタイミングを間違えた事。
クラスの子も穂積についてしまって、こんなはずじゃなかったのに…って、私が落ち込んでいる原因を全て話した。
和奏くんと作戦を組んだ、寿太郎くんとの事は話さなかった。
ちーちゃんは、後ろから私の首に息を吹きかけてくる。
吐息まじりの声に、体が熱くなった。
でも…
何か今はそんな気分じゃない。
ちーちゃんと手を繋いでても、抱きしめられても…
浮かぶのは学校での自分。
また同じような明日がしばらく続くのかと思うと、ウンザリ。
「…やめて」
「…反応悪いな」
抱きしめられても、ポーッとならない私を見て不満げなちーちゃん。
私の正面に回ると、優しく髪をなでてくれた。
「…何かあった?言ってみろよ」
「う…ん」
やっぱり、ここはちーちゃんの力を借りようか。
年上だからっていう私の頑張りは、たった3日で折れてしまった。
事の成り行きを、ちーちゃんに話した。
穂積を裏切る形になってしまった事、言うタイミングを間違えた事。
クラスの子も穂積についてしまって、こんなはずじゃなかったのに…って、私が落ち込んでいる原因を全て話した。
和奏くんと作戦を組んだ、寿太郎くんとの事は話さなかった。