千景くんは幼なじみ
「ちょっとカッコいいからって調子のってんなよ!?オマエクラスなんざ、どこでもいるしっ!結愛を裏切るなんて、ホントサイテーだっ」
穂積、ちーちゃんに啖呵きってる。
ちーちゃんを好きだった穂積にしては、そのモンクは上出来…?
「結愛…」
梓は泣いていて、あまりちゃんと話せる様子じゃない風に見えた。
ちーちゃんは頭を抱え、大きく溜息をつくだけで、私に何の弁解もしなかった。
私たちが近づいても梓の腕を離さないちーちゃんを見て、胸が痛む。
「ちーちゃん、やっぱり梓と知り合いだったんだ?」
「…ちくしょー、何で後つけてきたんだよ」
え、そっちなの?
ごめんとか、実はそうなんだとか、そうじゃないんだ?
その言葉に、
穂積がキレた。
バシッ
…うっそぉ。
男子顔負けの力の入れ具合で、ちーちゃんを…本気で殴ってしまう。
男前~っ!
いや、感心してる場合じゃないよ。
穂積に殴られちょっとよろけたものの、ちーちゃんは反撃する事もなく、地面に唾を吐いた。
「くっそー。何なんだよ、オカマ」
穂積、ちーちゃんに啖呵きってる。
ちーちゃんを好きだった穂積にしては、そのモンクは上出来…?
「結愛…」
梓は泣いていて、あまりちゃんと話せる様子じゃない風に見えた。
ちーちゃんは頭を抱え、大きく溜息をつくだけで、私に何の弁解もしなかった。
私たちが近づいても梓の腕を離さないちーちゃんを見て、胸が痛む。
「ちーちゃん、やっぱり梓と知り合いだったんだ?」
「…ちくしょー、何で後つけてきたんだよ」
え、そっちなの?
ごめんとか、実はそうなんだとか、そうじゃないんだ?
その言葉に、
穂積がキレた。
バシッ
…うっそぉ。
男子顔負けの力の入れ具合で、ちーちゃんを…本気で殴ってしまう。
男前~っ!
いや、感心してる場合じゃないよ。
穂積に殴られちょっとよろけたものの、ちーちゃんは反撃する事もなく、地面に唾を吐いた。
「くっそー。何なんだよ、オカマ」