千景くんは幼なじみ
話を聞きながら、ちーちゃんを軽く睨む。
「んな怖い顔すんなよー。今頃…二人、多分うまくいってるから」
「え…本当に?」
「あぁ。迷路で彼女捕まえて…ワタルんトコ連れてこーと思ったらさ、アイツ後ろから追って来た」
「うそっ!やったぁ~」
「で、結愛探しに行くはずが…オレ間違って迷路から出ちまって。実行委員が、逆走禁止、再入場は入口からとか言うしさー。
ま、どうやったって出口に来るだろと思ったら…まだいたし」
ちーちゃん、ププッと笑う。
「もぉ~、笑わないでよ。だって、苦手だもん…迷路」
「だよなぁー。ホント、昔っから、危なっかしーな。
でも…そーいう頼りないトコがスキ。オレを頼ってくる、結愛の顔…たまんねぇ」
「はぁっ?どんな顔よぉ」
「さっきしてたろー。助けてぇ~って、金魚みたく口ぱくぱくしてたじゃん」
「ば…ばかっ!してないしっ!あれはねぇ、ちーちゃんが先に迷路出てたから、ばかって叫んだだけだもん」
「あーっそ。それでも、スキ。オレに向かってくるけど…最後には、負ける、結愛が…スキ」
ひゃあ…
そんなにスキスキ言われると…
慣れなくて、こそばゆいっ。
「んな怖い顔すんなよー。今頃…二人、多分うまくいってるから」
「え…本当に?」
「あぁ。迷路で彼女捕まえて…ワタルんトコ連れてこーと思ったらさ、アイツ後ろから追って来た」
「うそっ!やったぁ~」
「で、結愛探しに行くはずが…オレ間違って迷路から出ちまって。実行委員が、逆走禁止、再入場は入口からとか言うしさー。
ま、どうやったって出口に来るだろと思ったら…まだいたし」
ちーちゃん、ププッと笑う。
「もぉ~、笑わないでよ。だって、苦手だもん…迷路」
「だよなぁー。ホント、昔っから、危なっかしーな。
でも…そーいう頼りないトコがスキ。オレを頼ってくる、結愛の顔…たまんねぇ」
「はぁっ?どんな顔よぉ」
「さっきしてたろー。助けてぇ~って、金魚みたく口ぱくぱくしてたじゃん」
「ば…ばかっ!してないしっ!あれはねぇ、ちーちゃんが先に迷路出てたから、ばかって叫んだだけだもん」
「あーっそ。それでも、スキ。オレに向かってくるけど…最後には、負ける、結愛が…スキ」
ひゃあ…
そんなにスキスキ言われると…
慣れなくて、こそばゆいっ。