千景くんは幼なじみ
「穂積が女の子だって…、オレは昔から…ずっとわかってるよ」

和奏くんは座っている穂積の肩に、そっと手を触れる。

「…そおだよな。一緒にままごとや人形遊びもしたしな?和奏とは女の子の遊び、たくさん一緒にしたもんな」

「だよ。オレはいつだって…穂積を女だって思ってる。

オレを男って意識してないのは…穂積の方じゃん」

「…へっ?」

「オレ…男なんだけど」

いやん。

和奏くん、穂積にまたがってますけど。

穂積、和奏くんの勢いに圧され…後ろに少しのけぞってる。

きゃぁ…。

どうなるっ?二人っ!

ドキドキして見守る私の体に…

千景の腕が食い込む。





「…行こ。覗きは、趣味じゃない」

気になるけどっ。

後は…

和奏くんにお任せして

来週…

穂積の反応を、見る事にしよーか。







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