千景くんは幼なじみ
「そんなの、結愛ちゃんにも言えるワケないじゃんっ。秘密ぅ~」

和奏くんは、いつもの千景みたいに…ヒャハッて笑った。

嘘ぉ~、ホントにホントなんだ?

あの夜の二人は…私の想像を…超えた!?

「え~っ、教えてよぉ」

「穂積に聞きなよ」

和奏くん、ニヤニヤ笑って私の肩に手を置く。

そしたら、前から千景がやって来た。

あら、

ご機嫌斜め。

「おい、チビ。デレデレしてんなよ?結愛から、離れろって」

和奏くんを軽く睨んでる。

チビとか、最悪!和奏くん怒らせたら、またイジワルされちゃうよぉ?

「結愛ちゃん、オレ先行くねぇ」

「うん。ごめん!和奏くん、またお昼ねぇ」

私がそう言うと、和奏くんはニッコリ笑って…

千景に反撃にでた。

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