千景くんは幼なじみ
吐息の距離
「なぁー、結愛」
ちーちゃんはイスに腰を下ろし、ジーッと見つめてくる。
改めて見つめられると、またちょっと緊張しちゃう。
「なに~?」
そんな気持ちはバレないように、カバンに手を伸ばし、今日の宿題を机の上に出す。
「お前さぁ、彼氏できた?」
「…へっ?」
い…いない。
ていうか、できた時の私の相手はちーちゃんだよ?
でも、心の声は喉まで到達しない。
「なんでそんなの聞くの?それこそちーちゃん今まで興味なさげだったのに」
「いや…。こないだグラウンドでさー、男と一緒だったろ。仲良さげだったし、彼氏なんかと思って…」
うわ、ちーちゃん心配してくれてる?気になってる?
グラウンドと言えば…。
「誰の事かなぁ。私、ちーちゃんが思ってるよりモテるからぁ」
心にもない事を言ってみる。
ニヤニヤする私に反し、ちーちゃんの顔は暗い。
あ、本気にした?
「そーいや里田に似てたな…。やっぱあ~いう顔がタイプなのか」
…へっ?
ってか、それ誰の事だろ。
ちーちゃんはイスに腰を下ろし、ジーッと見つめてくる。
改めて見つめられると、またちょっと緊張しちゃう。
「なに~?」
そんな気持ちはバレないように、カバンに手を伸ばし、今日の宿題を机の上に出す。
「お前さぁ、彼氏できた?」
「…へっ?」
い…いない。
ていうか、できた時の私の相手はちーちゃんだよ?
でも、心の声は喉まで到達しない。
「なんでそんなの聞くの?それこそちーちゃん今まで興味なさげだったのに」
「いや…。こないだグラウンドでさー、男と一緒だったろ。仲良さげだったし、彼氏なんかと思って…」
うわ、ちーちゃん心配してくれてる?気になってる?
グラウンドと言えば…。
「誰の事かなぁ。私、ちーちゃんが思ってるよりモテるからぁ」
心にもない事を言ってみる。
ニヤニヤする私に反し、ちーちゃんの顔は暗い。
あ、本気にした?
「そーいや里田に似てたな…。やっぱあ~いう顔がタイプなのか」
…へっ?
ってか、それ誰の事だろ。