風と共に Fly high!!
「ん…-」
「琴。」 「琴ちゃん!」
手が動き、目を開けること。
ナースコールを押し、体を起こす。
「大丈夫か?」
「うん・…。大丈夫。けど・…」
「ん?」
琴の視線は…足にあった。
やっぱきづいてたんだ。
「琴ちゃん。話があるの・…先生から。」
見ると、ドアの入口に先生が立っていた。
先生はすぐ真実を話した。
「う…」
涙が流れ落ち、シーツは濡れていく。
つらい・…。
分かるよ。
その気持ちは、痛いほどわかる。