長編小説番外編集


目の前には、真っ赤な顔をした菅原。

互いの吐息が混じる。


菅原が睨む。

睨まれたって怖くない。

むしろ可愛いんだからな。


それから数分、菅原の口は若干パクパクと開いて閉じてを繰り返し……意を決した顔をして、目をつむった。


そして距離は、ゼロになる──。


ボッキーデー/完
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