長編小説番外編集
それから帰ろうとすると、『一番』の人が目に入った。
この番号は、『呪い番号』って言われてて、あの事件を受けた順番に呼ばれている。
藍は『三番』。
ちなみにあたしが幻の『五番』。
実は『五番』がいたみたいだよ、程度に噂されているけど、その正体をしっているのは、藍、蘭くん、暁さん、蓮の4人だけ。
ヘタに広まるのは嫌だから。
「龍河くん!」
『一番』の彼を、あたしは呼んだ。
「……あ、由衣、蓮さん」
一つ年下のくせに、すっかり呼び捨てが定着している。
実は龍河くんは、暁さんたちのグループメンバー。
ちなみに紹介したのはあたしたち。
詳しくは『1コ下のキミ』を読んでみるといい(宣伝)。