長編小説番外編集
『大丈夫蛍都!帰ってきたから!』
《あぁ、なんでこんな時まで心配しなきゃなんねんだよ……》
『じゃ、眠いからさっさと寝ちゃおうかな』
《お前の今の優先順位はまず睡眠が先だ。おやすみ》
『そうだよね。おやすみ。そーだそーだ聞いて蛍都!さっき昴と鐘つきに行ったら番号がね!!』
《お前さっさと寝ろよおやすみ!でもジミに気になるとこで話題止めるな逆に気になる!!》
『これ報告したらすぐ寝るよおやすみ!44番だったんだ!』
《何新年早々不吉な番号出してんだよお前!?てか寝れよおやすみ!!》
『寝るよ寝るけどさおやすみ!でも聞いて聞いて!』
《またそこで話止めるか!?お前最近それハマってんだろ!つかいいかげん寝れよおやすみ!話の続き送ってからな!》
『すぐ寝るよおやすみ!去年も同じ番号だったんだ!』
《お前どんだけ呪われてんだよ!?おやすみ!!》
その時、二人のケータイが同時にメールを受信した。
【テメーらいい加減寝やがれバカクズコンビ】
それは、想の隣にいる昴姉さんからの、愛ある今年の初メールでありました。
お正月メール/完