長編小説番外編集


……あのバカ、自分の誕生日のこと、忘れてんじゃないでしょうね……?


……ッ、でも、そんなとこもバカカワイイッ!!


グサッ

グサッ

ブスッ

グサッ

ブスッ...


気付けば、裁縫針の穴と自分の血で胴体はボロボロになっていた。


それでも……『わ〜遊羽ちゃんの血付きボロうさちゃんだ〜……あ、頭取れる……』……なんて逆に喜びそうなところが南糸なのよね……。

あ、刺し傷発見。


「……あ、そうだわ……そうしましょう」


そして私は閃いた。


――待ち合わせ場所はいつもの公園。

紙袋の中にプレゼントを入れて、約束の時間の30分前には公園にいた。


まぁ、家に近いから別にもっと遅くてもいいのだけれど。
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