長編小説番外編集


泣き止むまで、授業には出られなかった。

サボリというものをしてしまった……。


「まぁ……男と女って、ただでさえ脳ミソ違うもんね。アイツらガキだし」

「そ……かな?」

「絶対城那の気持ち分かってないよアイツら」

「それは肯定する」


知ってたら、あんなことしない。

教えてたら……私にもっと勇気があったら、今頃も一緒に騒いでいたかもしれない。


「だからね、ウチ思うんだけど」

「ん?」

「昴にバラしてもらおうよ、城那の気持ち」


……!?


「ちょ、ちょっと、なんでそうなるの!?」

「だって敬語外れてんだよ?しかも覚えてるか知らないけど、あの5人と昴って小学校が一緒なわけ」


小学校が、一緒……?


でも、中学の時は確かいなかった。

いたら一緒にいたはずだから。
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