長編小説番外編集
みんなと一緒にいられた時間が、今までの記憶のなかで一番鮮明で、色濃い記憶。
私にとって、かけがえのない時間だった。
でもそれは私だけじゃなくて、周りから見守ってくれている人たちからみてもわかるくらいなんだと思う。
みんなが協力してくれる。
紅音も頑張ってくれた。
中学の友達は応援してくれていた。
ミスズなんて……監視役なのに私の味方についてくれた。
そして再び、私の誤解が解けるかもしれないチャンスが来た。
みんなが協力してくれてるのに、私自身が諦めてたら、何の意味もない。
「ミスズ」
「ん?」
「任せていい?」
私はなにも出来ないけれど。
元に戻って、5人の意思を変えられたら……それはお返しになるのかな?
昴ちゃんとも、お友達になりたいな。