長編小説番外編集
ちょ、陽紀なにしちゃってんの!?
てか体育祭とか出るんだ……。
「小学校の時は毎日5人以上泣かせてたし」
はぁ!?
「あ!修学旅行の時に鹿に乗ってたこともあった!」
ちょ、鹿さん可哀想!
ってか陽紀行事事好きなの!?
「あとは……あ」
「え?」
想の視線をたどっていくと、そこには……。
「よ、陽紀、いつの間に……」
いつからいたのか、陽紀が怖い笑みを向けていた。
「昴……?何の話だ?俺も混ぜろよ」
「いや、そんな大した話じゃ……」
「俺とたのし〜くお話ししようぜ?さぁ吐け」
ひょぇああぁぁぁ〜〜〜!!
陽紀は、十分不良さんでございました。
ささやかな謎/完