幻妖涙歌
御伽噺
「私、あなたのお話好きよ」
「それは嬉しい言葉だね」
「ねえ、今日はどんな話を聴かせてくれるの?」
「どんな話がいい?」
「あなたの話ならなんだっていいわ。ねえ、聴かせて」
「それじゃあ、ある妖精と少女の話をしようか――……」
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―――――………
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