B.L.T~暗黒OLの奇妙な恋の三角形



ルカと俺は、街に出た

街は見覚えがあったが、そんなに馴染み深い感じはしない

まだ日付が変わってないくらいの時間で街にはまだヒトが結構いる

「んー。
 何の目的もなく、街をうろうろするのは悪くないかも」

ルカはちょっと笑顔を見せる

出会った頃より、表情が自然に思える

――いつまでもこうしてられたらなぁ

俺は、自分の過去がいつまでも分からないほうがいいような気がしてた


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