B.L.T~暗黒OLの奇妙な恋の三角形
駅を出ると俺は諦めたように、自分の感覚にまかせて先へ進んだ
俺とルカはしばらく黙りこくっていた
「ここは……」
俺がその前に止まったのは、やや大きめな病院だった
「俺は……。
もうこれ以上、行きたくない」
コトバを搾り出すのがやっとなくらい苦しくなってきていた
「アタシも……」
俺の不安が伝わってるように、ルカも俯いてる
「分かった。
ここはオレが行ってみるよ」
ブルーは、病院の中へ入って行った