B.L.T~暗黒OLの奇妙な恋の三角形
病室でその男を見ると、俺はその見慣れてるけど、直視したくない姿が、自分だとすぐに分かった
「レージ……?
あなたがレイなの???
わかンなかった……。
ゴメンナサイ、あなたのこと、忘れてた……」
その男は、点滴や酸素マスクのいくつもの管で繋がれていて、白くやせ細った姿は、今にも消えて無くなりそうだ
ルカはその場に崩れ落ちて、声を堪えながら泣いてる
ブルーは優しく寄り添っている
「ルカ、ゴメン。
俺もわかんなかったんだ。
ブルー、もういいだろ」
俺は混乱してたが、かろうじてそれだけ言った