B.L.T~暗黒OLの奇妙な恋の三角形

「レージ……」

「俺は、ルカの前に現れる資格なんてなかったんだ……」

俺は手があれば、あの管をすべて引きちぎってしまいたかった

「レージのせいじゃないよ。
 アタシはもうあの時、諦めてた。
 いじめられたからイヤになったんじゃない。
 アタシが先にみんなをイヤだって思った」

「俺は、ルカが好きだったんだ。
 それなのにルカを笑った自分が許せない……」

その時、黙って聞いていたブルーが間に入ってきた

「とりあえずココを出るか」

気づくと、他の患者が起き出して、妙な目でルカを見てる

傍から見ると、ルカが独りゴトを言ってるようにしか見えないのだろう
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