B.L.T~暗黒OLの奇妙な恋の三角形



「レイ……」

俺はその声でまた意識をとりもどした

病院のできごとは夢だったんじゃないだろうかと俺は思った

「ルカ、また呼んでくれたんだ……」

「バカな亡霊。
 お見舞い行くわよ」

――お見舞い?まさか……

夢じゃなかったという失望感のまま、俺たちはまた電車に乗ってた


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