パニックロード
新大阪の駅で彼に「このままどっか行こう」「うん」即答だった。
今じゃ過去に戻ったなら「うん」とは絶対に言わない。若気の至りって事で今は笑い話に出来る。
新大阪から訳も分からずアパート探しに東大阪迄来た。母が父と結婚当初東大阪の若江岩田でアパートを借りたいたのを聞いたのが頭にあったんだと思う。
不動産を回って探すけど見合った物件もない。
公園でパンを買って食べた。
デートの続きのような物で楽しかった。頭の隅では仕事、親の事があったけど二人で居てるだけで幸せだった。ラブホテルぐらいしか寝泊まり出来ず3週間程で終わり。短くて長いデートが終わった。
捜索願いがウチの親から出ていた事も後から聞いた。
私は自分の家へ戻り頭を冷やして又大阪で仕事についた。始めからそうすれば良かたと思うのはいつも後。彼とは離れられず毎日のように会った。
こんなに人を好きになれるのかと思う。この先こんなに恋愛出来る自分はいてるのかと考えると、わからないけど大恋愛をした。私が落ち着いたと思えば次は母が家から消えた
< 6 / 17 >

この作品をシェア

pagetop