イケメン担任とヒミツの放課後恋愛【完】
「先生っ。
ごめんなさい」


ゲタ箱で、担任の背中に飛びついた。


「あたし…自分のことしか考えてなくて…。
先生とは甘い雰囲気にならないとか…。
そんなことばっかり悩んでて…」


そう言ったあたしのうでを掴み、くるりと反転して…


ダンっ!


担任はあたしをゲタ箱に押し付けた。


次の瞬間。


「…っ…」


いくら放課後で閑散としているからといって、誰が通るかもわからないゲタ箱で――


「…ぁっ…」


いきなりの甘いキス。

< 182 / 190 >

この作品をシェア

pagetop