イケメン担任とヒミツの放課後恋愛【完】
な―んて、いい子ちゃん思考を頭の中でしていても、体は正直!


放課後、あたしの足は一直線に担任のもとに向かっていて。


「北條先生っ♪
あの、ココ。
わからないんですけどぉ?」


な―んて、可愛く小首をかしげて。

あごを引いて、思いっきり目をパチパチさせて。

女の子オーラだしまくりで教科書を差し出すと―――


「なんだよ、水嶋。
おまえ、わかりやすく懐きすぎ」


イケメン担任は眉根を寄せて椅子の背に体を預け、だるそうにクイっとメガネを押し上げた。
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