イケメン担任とヒミツの放課後恋愛【完】
「先生と生徒の恋愛は禁止だけど…」


口の端を歪め、ニヤッと笑った担任は、次の瞬間


「こいつはただの“ワンコ”。
“くるみ2号”です…って言い訳なら…」


あたしの頭を引き寄せ、


「あり、かもな?」


ちゅっ…と。


ほんの短い…キスをした。


「…っ!!!!!」


「おまえ。
学校辞める必要なんてねーよ?」


あたしの瞳を、やたらと甘く輝かせた瞳で見つめ、


「授業中、その顔をしなかったらな?」


担任はスッとメガネをはずして、それをスーツの胸ポケットに入れ、


さっきよりも長めのキスをして。


「どう?
念願のファーストキスの感想は?」


見たこともない意地悪な顔であたしの頬をふにふにっとつまんだ。
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