旦那さまは生徒さま!?
それからあたしは少年にお父さん達のところまでつれていってもらうことにした。


お父さん達がいるところまで無言でいった。


***

「あぁ、来たよ雨川くん。あれがうちの息子だよ!!」


「そうですか!あっどうやらうちの娘と一緒に来たようです。」


「おお~い、優次郎!!ここだ!」


向こうからお父さんと社長さんが手を降ってる。


ん……ゆうじろう?


気付かれないように辺りを見渡す。


あれ、そうゆうような人はいないよ?


「……もしかして…?」


バッと連れてきてくれた少年のほうを見る。


少年は一瞬こっちを見てニヤッと笑ってから


『お父さん、遅くなってすみません。』


そう言って手を降りかえした。


「…え?」
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