クルースニク
最終章
最愛の息子よ。
この手紙を読んでいるという事は、第二地下室を見つけたのだな。
お前の部屋は元々、私の書斎だった事は知っておるな。
その部屋にある第一地下室は私が使っていたのだ。
きっとお前も私と同じ使い方をしているに違いない。
実はな、私にはお前にも関係する秘密があってな。
驚くとは思うが、私はヴァンパイアなんだ。
毎晩のように第一地下室に女を連れ込んで血を飲んで生活していたんだ。
いつの日だったか、『愛する者の血は格別に美味い』と知って我慢が出来なくなって、母さんの血を飲んでしまったんだ。
そして全ての血を飲んで殺してしまった。
愛する者を失った私は死を選んだ。
お前に教えておかなければならない事がある。
お前はヴァンパイアなどではない。
人間とヴァンパイアの間に生まれたお前は、ヴァンパイアを発見・退治する特別な能力を持つ“クルースニク”なのだ。
お前は決して血を飲む生き物ではない。
お前は愛する者を魔の手から守って行くのだ。
この手紙を読んでいるという事は、第二地下室を見つけたのだな。
お前の部屋は元々、私の書斎だった事は知っておるな。
その部屋にある第一地下室は私が使っていたのだ。
きっとお前も私と同じ使い方をしているに違いない。
実はな、私にはお前にも関係する秘密があってな。
驚くとは思うが、私はヴァンパイアなんだ。
毎晩のように第一地下室に女を連れ込んで血を飲んで生活していたんだ。
いつの日だったか、『愛する者の血は格別に美味い』と知って我慢が出来なくなって、母さんの血を飲んでしまったんだ。
そして全ての血を飲んで殺してしまった。
愛する者を失った私は死を選んだ。
お前に教えておかなければならない事がある。
お前はヴァンパイアなどではない。
人間とヴァンパイアの間に生まれたお前は、ヴァンパイアを発見・退治する特別な能力を持つ“クルースニク”なのだ。
お前は決して血を飲む生き物ではない。
お前は愛する者を魔の手から守って行くのだ。