クルースニク
第三章
夜空を見上げ、1人部屋で恋人が来るのを待っている。
不意に部屋の扉が開いた。
「亮君、久しぶり」
勿論扉を開けたのは俺の恋人、若宮麗子(ワカノミヤレイコ)。
二人並んでソファーに座る。
「亮君、、、また殺したでしょ?」
またバレてしまった。
以前、人を殺した時も同じ様に指摘された。
なんでも、人を殺した後は俺から血の臭いがするんがとか、、、。
「いい加減やめてよ!?私が居るじゃん」
「麗子だけじゃ自分の欲望がおさまらないんだ」
「でも、、、」
「麗子ッ、、、血。お願い、、、」
俺は麗子の言葉を遮る。
病院で血を抜く様に、俺は今、麗子の血を注射器で抜いている。
彼女から貰う血の量は10㎜ℓ程。
抜き取った恋人の血を注射器からグラスに移す。
ソムリエが口の中でワインを転がして味わう様に、俺も口の中で恋人の血を転がす。
不思議と生臭さは感じない。
それは鉄の味。
そしてほのかに、、、、甘い。
やはり恋人の血は格別だ。
不意に部屋の扉が開いた。
「亮君、久しぶり」
勿論扉を開けたのは俺の恋人、若宮麗子(ワカノミヤレイコ)。
二人並んでソファーに座る。
「亮君、、、また殺したでしょ?」
またバレてしまった。
以前、人を殺した時も同じ様に指摘された。
なんでも、人を殺した後は俺から血の臭いがするんがとか、、、。
「いい加減やめてよ!?私が居るじゃん」
「麗子だけじゃ自分の欲望がおさまらないんだ」
「でも、、、」
「麗子ッ、、、血。お願い、、、」
俺は麗子の言葉を遮る。
病院で血を抜く様に、俺は今、麗子の血を注射器で抜いている。
彼女から貰う血の量は10㎜ℓ程。
抜き取った恋人の血を注射器からグラスに移す。
ソムリエが口の中でワインを転がして味わう様に、俺も口の中で恋人の血を転がす。
不思議と生臭さは感じない。
それは鉄の味。
そしてほのかに、、、、甘い。
やはり恋人の血は格別だ。