心も体も今すぐ壊して


しばらく私達は動けずにいた。
本当…ビックリしたから…。
漸く私と颯斗は体を離し、私はシーツに包まる。




「……颯斗…。何…?…どうして?」


「…ごめん」


「……な、何で…何で芹香ちゃんなの?!信じられないっ!!二人して…笑ってたの?!」




部屋を飛び出す愛美。
あんな顔もするんだ…。
だけど正直…可哀相だとは思わない。
冷たいね…私。




「颯斗…追い掛けなくていいの?」


「……どうしたらいいか…わかんねぇ」


「取り敢えず…追い掛けた方がいいと思うよ」


「……わかった」




颯斗は着替えると
急いで部屋を後にした。












私は確信した……。











明日…嵐がやってくるって。





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