心も体も今すぐ壊して


―――次の日―――




朝、携帯の着信音で目が覚めると、電話を耳にあてがう。




「……はぃ…」




意識が朦朧とし、寝ぼけたまま携帯に出ると相手は槙野 亮からだった。




『お前出るのおせーよ』


「…あ~。ごめんね。寝てた」


『今日さ、予定あんの?ないならホテルいかね?』




亮も私の友達。
体の関係のある友達。




「…ん…昼からならいいよ。夕方には帰るけど」


『よし。じゃあ、いつもの場所で1時に待ち合わせな。』


「了解~」




学校…今日はサボろう。
今日は行く気にならないな。


特別学校が嫌いな訳じゃない。


学校よりも何よりも
セックスが好き。


ただ、それだけの事。



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